SEOをどう考えるか

起業したら、業界・業種・業態はどうあれ、とにかく集客をしなければなりません。

中には、ある程度の見込み客を確保した上で起業に踏み切るケースもあるでしょうが、さりとて、どこかのタイミングで自らの商品やサービスの買い手となってくれる新しい顧客を集めないことには、ビジネスは尻窄みとなり、成長は望めないでしょう。

集客は、そこにかけるコスト如何で起業の成否が決まるという話まであるくらい、非常に重要なものです。

新聞への折込チラシ、ポスティング、ダイレクトメール、展示会やイベント、テレビCM…などなど、その方法は枚挙に暇がありません。

そして今や、インターネットの台頭により、多くの方に最も馴染みが深く、かつ割と手頃な形で実現可能な方法が、Webサイトによる集客でしょう。

これにより、24時間365日の集客が実現したばかりか、ほとんどコストをかけない形で多くの見込み客を集めることすら可能となりました(とはいえ、初期構築やメンテナンスの労力といった意味でのコストは最低限必要です)。

その上、インターネットという全世界に張り巡らされたネットワークを駆使することで、これまででは全く考えられなかった、ロケーションの遠く離れた異国の地に住んでいる見込み客にまで、リーチ出来るようになったのです。

※中には、(コストがないなどの理由ではなく)「営業や集客は直接コミュニケーションを図ってこそ」といったトップの意向で、あえて自社のWebサイトも作らず、各種媒体を用いた広告・宣伝活動も一切やっていないという企業もあるにはありますが、極めてユニークですね。

検索結果に一喜一憂しない

さて、Webサイトによる集客の際に、非常に重要となるのが、いわゆる「SEO」(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)です。

要するに、GoogleにしろYahooにしろBingにしろ、インターネット上の検索エンジンで検索した際に、いかに自分のサイトを上位表示させるか、ということです。

現在は、Yahooの検索エンジンも実はGoogleのものが使われており、2つのサイトの検索結果に大きな相違がなくなっているというのは有名な事実ですが、それはともかく、起業家として自らの事業におけるWebサイトのSEOをどう考えるかというのは、集客というビジネスの1つの側面に鑑みて、成功に向けての大きな鍵を握っていると言えるでしょう。

Webの世界にどっぷりと浸かっている方にとっては、この話題、今さら感もありありでしょうが、この度ネットビジネスに携わる知人から「SEOについての記事をぜひ書いて!」とのリクエストがありましたので、それに応える形で取り上げることにしました。

とはいえ、私はSEOの専門家ではありません。

20年来、IT業界に携わり、SEOにもそれなりに関わってきたので、間違いなく並の人よりは詳しいレベルにあると思っていますが、それでもSEOそのものを生業としてきた訳では決してありません。

そのため、SEOに関する細かい施策や技術的な話は他に譲りますが、とはいえ、上述の通り長きに渡って関わってきたが故、机上の空論ではなく「現場レベルのかなり実践的な知見やノウハウ」が蓄積されているものと自負しています。そこで、ここではSEOや検索順位に対する、私なりの見解についてお話をしたいと考えています。

私自身、当サイトを含め、いくつかのWebサイトを運用しておりますが、最低限のSEOはやっているものの、実はそれほど躍起になってはおりません。

その必要性を全く感じないという訳ではないのですが、躍起になってSEOを講じる労力や時間が、どうしても勿体ないような気がするのです。

それは私が、「検索順位の変動に一喜一憂しない」ようにしているからです。

検索エンジンに翻弄されない

とあるキーワードで検索結果の上位に表示されていたのに、ある日突然、大幅にランクダウンしてしまった。

Webサイトを運営していれば、大抵の人が経験することです。

明らかに作為的な大量の被リンク対策などで、検索エンジンからスパム判定されてしまったのであれば「仕方ない」と納得も出来ますが、全くそうではないケースも多々あるようです。

かくいう私ももちろん、その憂き目にあったことがあります。

これはもはや、検索エンジンの気まぐれとしか言いようがありません。

そもそも、世界で最も代表的な検索エンジンであるGoogleは、不定期に検索アルゴリズムの変更を実施するため、その度に多くのWebサイトでこのようなことが発生し、運営者の間では「アクセス数が激減した」とか「収益が大打撃を喰らった」などと、大変な騒ぎになるのです。

…しかしこれ、何だかとっても、検索エンジンに振り回されている感じがしませんか?

実は、検索エンジンのアルゴリズム変更後には、一定の不安定な期間があり、上述したスパム判定をされていない限り、そして、充実した記事の提供と健全な運営をしているWebサイトである限り、その期間を過ぎれば元の順位に収まることが多いようです。

…であればなおさら、一喜一憂することに、あまり意味はないのではないでしょうか?

そもそも、検索エンジンの検索順位やアルゴリズムに関する議論は、いつの時代も活発に行われ、常に諸説が入り乱れている状態です。

言い換えれば、どんなSEOが有効で何が正解なのかは、実は誰にも分からないのです。

仮にもし正解があったとしても、それが今後のアルゴリズム変更により、いつ正解でなくなるかは誰にも予測出来ないのです。

そんな中、小手先のSEOに躍起になり、検索順位変動の度に翻弄されるのは、長期的な視野で結果を求めるべき株式市場において、日々の株価変動に一喜一憂するのと同じで、何だか非常にナンセンスな気がします。

結局、コツコツとサイトを充実させ、日々完成度を高めていくこと最善のSEOであり、それを長期に渡って実行してきた人が、最後には笑うのではないでしょうか。

内容の充実が最善のSEO

また、今の検索エンジンは、それぞれのユーザーの過去の検索履歴などを基にして、興味や関心があると思われるサイトを上位に表示させるという、いわゆる「パーソナライズ検索」を採用しています(無効にすることも出来ます)。

さらに、ユーザーが検索している現在地により、その地域に合った検索結果を返すという、いわゆる「ローカライズ」まで行われます。

※検索エンジンのローカライズは、「レストラン」「映画館」などといった地域依存性の高いキーワードの場合のみ有効になるといった話がありますが、この地域依存性の判断については、やはり検索エンジンに委ねられています。

例えば私が試してみたところでは、「起業」というキーワードでも現在地の設定によって検索結果のバラつきが見られました。

この「起業」という言葉に、地域依存性があるかないかは、大いに意見が分かれるところではないでしょうか。

また、このローカライズの基となる現在地ですが、手動で設定しない限りはIPアドレスを根拠に判断されるようで、プロバイダなどの接続先によっては実際の現在地と全く異なることがあるようです。
私の自宅と仕事場は同じ地域にありますが、仕事場のPCでは自分のサイトが検索結果にきちんと表示されるのに、自宅のPCでは一向に表示されないことがありました。

しばらく悪戦苦闘した挙句気が付いたのですが、東日本にいるにも拘わらず、自宅のPCでは現在地が西日本のとある地域と判断されておりました。

それを手動で実際の現在地に変更したところ無事表示されたのですが、裏を返せば、西日本では私のサイトが検索結果に表示されていないということであり、その驚きの事実を知ってしまって愕然とすることに…(笑)。

要するに、パーソナライズやローカライズにより、検索しているユーザーによって、得られる検索結果が全く違ったりするのです。

言い換えれば、あなたのサイトが、とあるキーワードで検索した際に1位になったとしても、それはどれだけの人にとっての1位なのか、どこの範囲(地域)までの1位なのか、全く分からないということです。

同じキーワードで検索しても、別のサイトが1位になっている検索結果を見ている人が、少なからず存在する可能性が大いにあるという訳です。

そのような状況において、ちまちまと細かいSEOを講じることに多大な労力や時間を割くことが、どうしてもコストパフォーマンスの良いこととは思えないのです。

私は、その労力や時間を、有意義な記事の執筆など、Webサイトの内容の充実に充てるようにしています。

前述した通り、それが最善のSEOだと思うからです。

重要なのは、品質・独自性・魅力

少し前に、Googleの偉い人が「Googleの検索アルゴリズムが評価するのは、サイトの品質・独自性・魅力あるコンテンツである」といった主旨の発言をして大いに話題となりました。

魅力あるコンテンツや独自性があれば、ページ(記事)数や更新頻度などは一切関係ないとも言い切ってしまったのです。

とはいえ、では検索アルゴリズムの評価に値するサイトを一度作ってしまえば、以後は一切、記事追加などのアップデートをしなくても、ずっと検索結果の上位に居座れるかというと、それは間違いなく「NO」ではないでしょうか。

それは、上述の発言にある「品質」「独自性」「魅力」といった言葉のそれぞれの意味を考えてみれば、よく分かります。

時代の趨勢が目まぐるしく変化する昨今、放っておけばWebサイトの内容もどんどん実情から懸け離れ、古くなっていくことは間違いありません。

要するに、時間の経過と共に、品質はどんどん落ちていくということです。

また、独自性に関しても、雨後の筍のごとく毎日新しいWebサイトが生まれている状況において、日々損なわれていくのは疑いようのないことです。

総じて、どんどん魅力のないサイトに変貌していく訳です。

つまりは、状況に合わせて記事内容を書き換えたり、新しい記事を追加してこそ、品質や独自性、魅力といったものが保たれるという訳です。

そうすると必然的に、「オリジナリティに溢れ、内容が充実したそれなりの規模の記事を、それなりの頻度で追加していかなくてはならない」ということになります。

内容の充実(質と量)、オリジナリティ(独自性)、これらをきちんと意識すると、一つの記事を書き上げるのに数時間以上、ヘタをすれば裏付け調査などを含めて丸一日以上かかってもおかしくはありません。

これを「もはや肉体労働である」と形容する人までいます(笑)。

何度目かの繰り返しになりますが、言い換えればこれが、最善のSEOなのです(しつこいですね(笑))。

そしてこれも繰り返しになりますが、やはり、それだけの労力と時間を割いておきながら、検索エンジンの気まぐれに一喜一憂してしまうのは、どうしてもナンセンスであるとしか私には思えないのです。

ただでさえ忙しい起業家たるもの、本質を見極め、適切な労力や時間の配分を行ってこそ、成功も近づいてくるというものではないでしょうか。

とあるSEOセミナーに参加してまいりました

ところで、実は先日、私も改めてSEOの基本を確認してみようということで、とある企業が開催していた「成功のためのSEOセミナー」なるものに行ってまいりました。

特に起業家向けといったものではなかったのですが、SEOで成功するための基本的な考え方や具体的な手法を分かりやすく学べる、といった触れ込みに惹かれ、仕事の合間を縫って鋭意参加してみたのです。

いきなり正直な感想を言ってしまえば、特に目立った新たな発見や、特筆すべき内容などは、ほとんどありませんでした。

ただそれは逆に言えば、私のこれまでの考え方や、当記事で言及してきたことに対して、改めて「間違っていない」という確信を得るに至ったということなのです。

やはり今後のSEOとしては、とにかくサイトの内部対策に重点を置き、ユーザーにとって役に立つようなコンテンツをとことん充実させるということに尽きるようです。

そのセミナーでも、ペンギンアップデート対策(外部要因対策)や、パンダアップデート対策(内部要因対策)といった話ももちろん出てはきましたし、主な外部対策である他サイトからのリンク獲得は、作為的ではなく極力自然な形で…とか、内部対策としてのサイト構造やHTMLコードの最適化も重要な要素である…などといった内容にも触れられてはいました。

しかし、それでもやはり、良質な記事やコンテンツを提供し続けるという「コンテンツSEO」に勝る対策は、どうやら今のところ皆無であり、最終的には、とにかくその一点を大きな結論として掲げていたのです。

一つだけ、あえてここで触れておくとすれば、いくらコンテンツを充実させるといっても、やみくもに記事やコンテンツを増やし続けるだけでは、有効なSEOにはならないということです。

件のセミナーでは、1年間に渡り、ほぼ毎日記事を更新し続けたにも拘わらず、ほとんど検索サイトからの流入数に変化のなかったブログの例なども挙げられていました。

重要なのはやはりその内容、要するにユーザーにとって役に立つか立たないかという「質」の問題なのです。

質によっては、1年間更新し続けようとも、ほとんど検索順位が上がらないといったことが、十分にあり得るということなのです。

そして、Googleを中心とした検索エンジンが、ユーザーにとって有益かどうかといった目線でコンテンツの内容を評価するその技術レベルは、一昔前と比べて格段の進歩を遂げ、今や我々の想像を遥かに超えているばかりか、現在もなお着実に進化し続けているようです。

Googleがロボット関連企業を次々と買収することで、人工知能(AI:Artificial Intelligence)の分野でトップレベルを走り続けているということにも、なるほど納得がいく訳です。

ユーザーの役に立つコンテンツとは

ではそもそも、ユーザーにとって有益なコンテンツ、役に立つコンテンツとは、どんな内容のものを言うのでしょうか。

それはもちろん、上述したGoogleの偉い人の言葉にあるように、「品質」「独自性」「魅力」を兼ね備えた内容であることに間違いはありませんが、正直なところ、少々抽象的すぎてよく分からないという方も多いのではないかと思います。

しかしながら、こればかりはどんな言い回しをしても、相応に抽象的なものになってしまいそうです(笑)。

一つ間違いないのは、ユーザーの心に響くこと、そしてそれによって、その人の考え方を変え、行動を変え、人生を変えるコンテンツであること、これに尽きるのではないでしょうか。

人生を変えるとまで言ってしまうと少々大袈裟な感じは拭えませんが、それでも多くのサイトから被リンクを集めたり、多くの人にブックマークされたり、それによって検索エンジンに評価されたりするコンテンツというのは、品質・独自性・魅力といった要素を含んでいることはもちろん、ユーザーの心に響き、その後の行動や生き様に影響するような内容のものが多いようです。

また、辞書的なコンテンツ、Wikipedia的なコンテンツでは、検索エンジンからは決して評価されないといったことがよく言われます。

それは、そういったコンテンツが、知識として得られるものはあっても、ユーザーの心に響き、実際の考え方や行動を変えるまでには至らないということなのでしょう。

第一、知識として得ることだけが目的であれば、専門の辞書サイトや、Wikipediaそのものを参照すれば、こと足りてしまう訳です。

どんな分野のものであれ、世界中の人に参照される可能性があるWebサイトというものを運営している以上、人の心に響くコンテンツ、それによって、いい意味で人の行動や人生を変えてしまうようなコンテンツの提供を、常に心掛けていたいものです。

SEOに関するたわいない考察

私のしがない経験から、SEOに関するたわいない考察を追記しておきます。

あくまで一例として、必ずしもどんなケースにおいても当てはまるものではないということを念頭に置きつつ、何がしかのご参考になれば幸甚に存じます。

さて、私は上述した通り、検索エンジンに翻弄されないようにするべく、検索順位の変動にはいちいち一喜一憂しないようにしているのですが、それでもSEOに関して色々と調査するために、実験的に施策を行っているサイトがあります。

その中の一つ、私の運営するブログで、ミドルキーワード(月間検索数は数千程度)において、常にGoogleでの検索順位で10位前後をキープしているものがあります。

記事数としては現在150程度。

このブログにおいて記事を追加すると、必ず検索順位が上昇するかと言えば決してそうではなく、場合によっては下がってしまうことすらあるのです。

私は基本的に、あまりその出来栄えに満足の行かない記事については、せっかく書き上げたとしてもアップ(公開)することをやめてしまうことも多々あるのですが、ことこのブログに関しては、実験的にどんな記事でも(仮に不出来な内容であっても)書き上げたものはアップするようにしています。

その経験則で言えば、内容にあまり満足が行かず、うまく書けなかった…と感じる記事で、さらに文字数が1500文字以下程度のものについては、アップした翌日あたりの順位が、平均で3~5ランクほども下がってしまうことがあるのです(もちろん、しばらくすると元に戻ることもあります)。

逆に、かなり良く書けた記事、自分でも十分に満足の行く記事について、しかもその文字数が3,000文字を超えるようなある程度の規模を持ったものである場合には、アップ後の順位が、やはり平均で2~3ランクほど上がることが多いようです(多くの場合、これも一時的なものではあるのですが…)。

これは、こと当該ブログに関して言えば、かなりの確率で表れてくる法則になっています。

すなわち、ユーザーにとって有益であると、自分で十分に自信の持てる記事を、3,000文字以上の規模で書き上げた時には、それをアップすることでほぼ間違いなく(一時的にではあっても)検索順位が上昇するのです。

繰り返しになりますが、これはどんなケースであっても当てはまるというものではないかもしれません。

検索順位というのは、多分に他サイトの動向などにも左右されるものだからです。

いくら良い記事を書いてアップしても、他サイトがそれを上回る施策を打ってくれば、順位は変わらないか、場合によっては下がることだってあるでしょう。

また、一般的なWebサイトなのか、はたまたブログ形式なのかといったサイトの形状によっても、動向は変わってくるのかもしれません。

しかしながら、これらの経験を通して一つ私が鉄則と考えていることは、前項で掲げたユーザーにとって有益なコンテンツ、役に立つコンテンツというものを、出来れば3,000文字以上の規模で綿密に作り上げ、アップすることさえ出来れば、ほぼ間違いなく検索エンジンからはプラスの評価を得られるであろう、というものなのです(もちろん、こういった見解はどこまで行っても推測の域を出ることはかないませんが…)。

そして、その検索エンジンからの評価と、それによる順位上昇がたとえ一時的なものであったとしても、根気よくそれを繰り返すことによって、いつしか上昇したその順位で安定し、それがそのサイトにおける評価の基準として定着していくものと、確信しているのです。

※ちなみに、これは意外と大事なことかもしれませんが、「出来れば3,000文字以上の規模で…」という部分も、あくまで目安でしかありません。

全ページで共通のヘッダーやフッター、サイドバーなどにたくさんの情報が詰め込まれている場合は、それだけ各ページにおけるコンテンツ部分(すなわち、ユニーク(オリジナル)な部分)の割合が低くなるということですから、3,000文字では十分でないケースもあるかもしれません。

逆に言えば、共通のヘッダーやフッター、サイドバーなどにあまりに情報を詰め込みすぎてしまい、各ページでユニークなコンテンツ部分の割合がそれよりも少ないなんてことになれば、内容がほとんど変わらないコピーページをいくつも量産していると判断されかねず、SEOにおいて大きな不利になる可能性があるのです。

※最後に蛇足です。「SEO対策」という言葉が蔓延しておりますが、厳密には誤用だそうです。「SEO」(Search Engine Optimization)の意味は「検索エンジン最適化」ですので、「SEO対策」では「最適化に対して策を図る」という意味になってしまうからです。単に「SEO」もしくは「検索エンジン対策」が正解ということのようです。
かくいうこの記事も、普通に記述していたら「SEO対策」という言葉が散見されていたので、すべて修正したというのは裏話です。

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