宝くじで一攫千金を手に入れる…夢がありますよね。
世に提供した商品やサービスが爆発的なヒットとなり、起業家として莫大な富と社会的地位をものにする…同じように夢があります。
そして、もしかしたらこちらのほうが確率は高いかもしれません。
ただ、あくまでそれは夢レベルでの話です。
その種類により様々なデータがありますが、だいたい宝くじの1等当選確率は、「○○ジャンボ」といった宝くじの場合で1000万分の1程度と言われています。
起業して、いわば「一発当てる」ことが出来る確率は、宝くじにおける1000万分の1とまではいかずとも、それが100万分の1になるか、あるいは10万分の1になるか…といった次元での話でしかないと思っていたほうが無難です。
起業家としての現実は、コツコツと泥臭いことの積み重ねでしかないことがほとんどだからです。
何も、夢を壊すような身も蓋もないことを言いたい訳ではありません。
起業家のスタンスとして夢ばかり追いかけてしまうというのは、データや確率に照らしてみれば、決して得策ではないということです。
とはいえ、「夢を追いかけるために起業家になった」という方だって少なくない割合でいらっしゃるはずです。
夢を追いかけること自体は、もちろん決して悪いことではありません。
要は、優先順位の問題なのです。
「当たり前」が一番大事
当サイトを隅々までご覧いただくと分かりますが、起業で絶対に成功する特効薬や、魔法のような解決策の話など、どこにも書いてありません(笑)。
極論すれば、至極「当たり前のこと」しか書いていないといっても過言ではありません。
何故なら、それが一番大事なことだからです。
起業での成功に、銀の弾丸なんてないと思ったほうが賢明です。
起業家として一番重要なのは、「当たり前のことを、当たり前のようにやること」なのです。
当たり前のことを当たり前にやったその先に、劇的なホームランのような、夢の実現があるのです。
宝くじだって、「地道に買い続ける」という、いわば当たり前のことをするからこそ、当たることがある訳です。
文字通り「当たり、前」です。
買わなければ、当たる確率は、間違いなく「ゼロ」なのです。
当たり前にやることが、実は非常に難しい
ただ、起業家にとって、当たり前のことを当たり前にやることが、実は非常に難しいとも言えます。
どうしても、夢ばかりを追いかけてしまったり、理想と現実のギャップに悩んで落ちこんでしまったりと、地道に当たり前の努力を続けることを阻害する要素が邪魔をしてくるからです。
余計なことを考えず、当たり前のことを当たり前に出来るようになるためには、信じるしかありません。
自分を信じ、成功を信じ、夢の実現を信じるのです。
そのためには、当たり前のことを当たり前にやることが最も重要であるという事実を、強く認識することから始めるしかないのです。
私が当サイトにおいて、当たり前のことを当たり前のように繰り返し繰り返し述べているのは、それ故です。
起業自体のハードルが下がり、雨後の筍のように起業家が誕生している現在では、もはや起業家は、それほど特別な存在ではありません。
周りに比べて、特別に偉いなどということも決してありません。
※参考 →「起業するほうが偉いという訳じゃない」
だからこそ、当たり前に努力することが、もはや当たり前であって、それが実は、成功をグッと引き寄せる、一番の銀の弾丸になるのかもしれませんね。