あなた自身に棚卸しの必要はないか

起業し、自分のやり方や方向性が間違っていないと信じて、頑なにそれをやり続ける。

起業家として、自らの信念を貫くべく、一直線に我が道を突き進む。

それはそれで素晴らしいことです。

ある意味で、起業家には自らを一徹に信じる頑固さや、思った道を突き進み続ける根気といったものが、必要であることに間違いはありません。

関連サイトや商材は参考になるが…

とはいえ、長年同じことをやり続けてきたにも拘わらず、一向に効果が表れないとか、全く結果が出ないとか、はたまた成功に向かって邁進している感じがしない…などといった状況であれば、それはそれで立ち止まって冷静に一考する余地があります。

そんな時に参考になるのが、当サイトを始めとして数多く存在する起業関連サイトだったり、本屋さんに所狭しと並んでいる起業や経営の関連書籍だったり、あるいは起業やビジネスをテーマとした情報商材だったりする訳です。

ただ、中には怪しげなものもありますし、半ば無理矢理難解にすることで表向きはそれっぽいものの中身は極めて薄いものなどもありますから、それらを100%鵜呑みにするというのもまた大きなリスクが伴います。

特に、結果が出なくて弱気になっている時は、そういった怪しげなものや訝しいものにとかく騙されてしまいがちです。

また、たとえ怪しいものではないにしても、その内容が、人によって合う場合もあれば合わない場合もある、ということだってあります。

つまり、誰かにはピッタリ100%合致する内容だけど、あなたには全く合わない、といったことだってあり得るということなのです。

当サイトだって100%誰にでも有効…ではないかもしれない

私は、当サイトにおいて、いつどんな時でも変わることのない真理とも言うべき、普遍的で妥当性のある実相を出来る限り語っているつもりです。

しかしながらそうは言っても、ある人にとってはその内容が全く役に立たなかったということが起こり得る可能性が、自信を持ってゼロであるとは言い切れません。

また私は、実際に直接、起業家やビジネスマンの方にアドバイスをしたり提案をしたりする機会もありますが、一定期間それで試行錯誤したにも拘らず、もしうまく行かなければ、それ以上無理に自分のやり方や考え方をゴリ押ししようとはしません(もちろん、柔軟に、他のやり方や事例などを教えたり、一緒に考えてさらに模索してみたりといったことは、精一杯尽力しますが)。

もしかしたら、何だか無責任な言い方に聞こえたかもしれませんが、私は今の激動の世の中で、かつ多種多様な人間が存在する中で、「誰でも100%、ビジネスで成功出来る方法教えます!」などと謳い、それをゴリ押しすることのほうが、余程無責任だと感じているのです。

頑なに自分を信じることにもリスクはある

逆説的な言い方になりますが、そういったことを踏まえて、関連サイトや関連書籍、あるいは情報商材といった類いに相対すれば、何から何まで丸ごと騙されてしまったとか、全く役に立たなかったなどといったリスクは、随分と低下するはずなのです。

そういったことを踏まえていれば、関連サイト・書籍や商材などに関して、冷静な分析・検討が出来るのと同時に、それが自分自身を棚卸しして、問題があればそれを考えるという、きっかけにもなるからです。

極論を言えば、あなた自身に大きな問題があれば、起業関連サイトや書籍からどんな情報を得ようが、起業やビジネスを扱ったどんな商材を購入して実践しようが、成功という結果に結び付けることは困難でしょう。

つまり、そういった情報や商材(ノウハウ)といったものの内容以前の問題として、あなた自身に変えなければならない性質や習慣が、存在するかもしれないということです。

頑なに自分自身を信じて突き進むことも大事ですが、それはそれで大きなリスクを伴うことでもあるのです。

言い換えれば、あなた自身を棚卸しするために、すなわち、自分自身でも気が付かなかった欠点や問題を認識するために、様々なサイトや書籍の内容を実践してみたり、あえて投資として商材を購入してみたりといったことは、たとえそれが結果に結び付かなかったとしても、決して100%無駄になるとは言えないでしょう。

あなた自身について、何かしらの気付きや、今後のためのきっかけを得ることは、間違いなく出来るはずだからです。

また、こういった情報や商材は自分に合う、こういったものは合わない、といった、取捨選択のポイントも分かってくるはずです。

まさに、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉の通りです。

起業家として磐石の基礎を築くためには、起業や経営・ビジネスといった「敵」を知るのと同時に、「己」すなわち自分自身をよく知ることが必要であるということです。

当サイトのコラムや商材レビューなどが、そのお役に立てれば幸いです。

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