不安なのは起業家だけじゃない

今回は、ビジネスそのものの話ではありませんが、人間が幸せに生活するための「コツ」のような話を耳にしましたので、その話をしたいと思います。

それ故、当然、起業家に限った内容という訳ではありませんが、プレッシャーの権化であるかのような起業という道を選び、常にとてつもない不安に苛まれている起業家にとっても、大いに参考になるのではないかと考えています。

実は、同じような内容については過去にも触れたことがあり(当記事の末尾でご紹介します)、私にとっては自らの思いや見解が間違いではなかったことを再確認することが出来たのですが、よりシンプルなその考え方を聴いて、改めて私自身、少し心が軽くなったような気がしたのです。

対症療法で不安は拭えない

さて、起業家に限らず、人々は様々な不安にかられ、大いに悩み、毎日それらと戦いながら過ごしているものです。

その不安、あるいはそこから生まれるプレッシャーの大きさによっては、心身に支障をきたし、体を壊してしまうといったことにもなりかねません。

それを知ってか知らずか(※)、あるいは本能的にと言うべきなのか、人は自ずと様々な方法でそれに対処します。

※ちなみに、「知ってか知らずでか」というのが本来の言い方だそうです。ただ、言葉は生きているもの、Googleの検索ヒット数を見ても分かりますが、今や「知ってか知らずか」とする人が圧倒的に多いため、本記事でもそちらを用いています。

人によっては、意識して何かに没頭するなどして、その不安を無理矢理考えないようにするといった行動をとります。

要するに、不安にかられる気持ちを何とかごまかそうと、あれやこれやと対処する訳です。

しかしながら、それはあくまで対症療法であり、原因療法、すなわち根本的な解決にはなり得ないことも多いものです。

対症療法を繰り返しているだけでは、いつまで経っても不安は拭えないままであるということです。

不安を見守り、それに流されない

ではそこでどうするか。

もはや不安は不安のままそれを受け入れ、余計なことをしないのが一番いいという説があるそうです。

要するに、何とか不安を払拭しようと、あれやこれやと悪あがきするようなことを、一切しないという訳です。

不安を持った感情のまま、淡々と日常を過ごし、日々のやるべきことをこなす。

こうすることで、人は自然と落ち着いていくものなんだそうです。

「不安を見守る」あるいは「不安に流されない」といった表現が、まさにぴったりなのかもしれません。

そして、そうやって自然と落ち着いていくという体験を繰り返すことによって、過去は不安だったものがいつしか不安などとは感じなくなり、メンタルがどんどんと鍛えられるんだそうです。

これが、今のストレス社会において、人間が幸せに生きていくための大切な「コツ」であるということです。

不安は不安でいいじゃないか

不安は不安でいいじゃないか、とある意味開き直ってみましょう。

何がしかの不安は誰しもが持っているものです。

どんな人間であっても、皆が、それぞれの不安を抱えながら生きているのです。

そう考えて、不安なのは自分だけじゃないんだと、不安を見守り、受け入れるのです。

起業家として前へ前へと驀進するためにも、それが大事な心構えになるのかもしれません。

成功を目指すその過程では、事業そのものの運営だけではなく、こういった自らのメンタルの管理や調整、いわばメンタルマネジメントが大いに重要になってくるものだからです。

さて、冒頭で触れた、同じような内容の過去記事は、以下の通りです。

当記事をより深く追求し、より起業家やビジネスに特化したような内容になっています。

併せて読むことで、よりご理解を深めていただければ幸いです。

※参考
→「不安やストレスと上手に付き合う
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