成功者の言葉に耳を傾ける

起業するということは、それ自体が大変な勇気を必要とするものです。

一昔前と比して、いくら起業のハードルが劇的に下がっているとはいえ、ビジネスの厳しさ、ひいては資本主義の世の中で生きていくことの苛酷さを、知っている人であればあるほど、起業には慎重になり、一定の勇気や思い切りを伴うものになるはずです。

先達の言葉が力になる

そんな時、実際に成功した人たちの残した言葉というものが、グッと背中を押してくれる、非常にありがたいものになることがあります。

要するに、先達の方々の存在や、含蓄ある言葉というものが、これから起業を目指す人や、起業して間もない人にとって、大変な勇気を持たせてくれる、特別な力を持ったものになるのです。

逆に言えば、謙虚かつ真摯な気持ちを持って、そういった言葉に耳を傾けてみるのは、非常に大切なことなのかもしれません。

やらずに後悔するより、やって後悔する

誰が言い始めたのかは明確に分かりませんが、

「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」

とはよく言われる言葉ですよね。

思い切って実行した結果、失敗し、「やらなきゃ良かった」と後悔することもあるでしょう。

しかしながらその後悔は、実行せずに悶々と「やれば良かった」と苦悩する後悔よりも、よっぽど前向きで自分自身の糧になるものだということです。

よく知られている言葉であり、誰しもが一度は耳にしたことがあるかと思いますが、起業家にとっては大変勇気づけられるものではないでしょうか。

怖いのは、何も始めないこと

成功者の一人として、世界的に大変著名なスポーツ選手を取り上げてみます。

その人は、アメリカ合衆国の元バスケットボール選手で、実業家としてチームのオーナーを務めたりと現役引退後もその活躍は留まるところを知らないという、あのマイケル・ジョーダンさん。

「バスケットボールの神様」とも言われている彼は、その(本業での)実力や実績もさることながら、インタビューやスピーチなどにおける数々の名言によっても人々に衝撃を与え続けてきたことで有名です。

彼も、前述した「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」といった意味合いの言葉を、数多く残しています。例えば…。

「新しいことを始めるのは怖いことではない。怖いのは、何も始めないことだ。」

「失敗することは耐えられる。だけど、挑戦しないでいることにはとても耐えられない。」

何度も失敗してきた。だから成功した。

もし、思い切って実行した結果、失敗が続いて、自信を無くし、挫けそうになった時でも、彼のいくつかの言葉が大変な励みになるはずです。

「成功を学ぶためには、まず失敗を学ばなければならない。」

「私はシュートを9000回以上も外し、300試合に敗れた。任された決勝シュートは26回も外した。人生で何度も失敗してきたのだ。だから私は成功した。」

「10本連続でシュートを外しても私はためらわない。次の1本が、100本連続で成功する最初の1本かもしれないだろう。」

時にはとことんポジティブに

彼の名言の数々はそれこそ枚挙に暇がなく、とてもその全てを紹介することは出来ないのですが、最後に、楽天的な、あるいは楽天的であろうとする彼の姿勢が垣間見える言葉を載せておきます。

彼と同じように、成功者には、概して楽天的でポジティブな一面があるものです。

言い換えれば、起業して成功するためには、時として楽天的に考え、思考を思い切りポジティブにしないとやっていけない局面があるものなのです。

そう考えた時、彼のこんな言葉が非常に身に染みるのではないでしょうか。

「私は、試合に負けたことなど一度もない。ただ時間が足りなくなっただけだ。」

起業家は決して後悔してはならない

ところで、「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」という、一般的にもよく言われる言葉に即し、マイケル・ジョーダンさんの名言をいくつか紹介してまいりましたが、実は、私が常々、起業家の方々に対して申し上げているのは、「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」という言葉ではなく、「やらずに後悔するより、やって後悔しない」というものなのです。

もちろん、思い切ってやってみて、それがうまく行って、後悔などしなくて済んでしまうのが一番であるということに、誰も異論を挟む余地はないでしょう。

ただ、私が言いたいのは単純にそういった意味合いからのものではなく、起業家たるもの、自らの行動やそこから発生する事象のすべてを、歴とした経験と捉え、今後の糧へと昇華し、それを活かすべきであるということなのです。

つまり、行動した結果、たとえうまく行かなかったり、大きな失敗となったりしても、決して後悔してはならないのが起業家であるということです。

失敗などのネガティブな経験を、そのまま「後悔」という後ろ向きなものとして捉えるか、あるいは発想を切り替えて前向きなものとして捉え、以後に活かす材料として昇華出来るかによって、その後、起業家として飛躍出来るかどうかが大きく変わってくるからです。

起業家たるもの、自らが起こす行動や、それに伴う経験に、無駄なことなど少しもないと考えるべきです。

あるいは常に、どんな行動や経験であっても、決して無駄にしないという気概でいるべきです。

繰り返しますが、自らが責任をもって起こした行動に対し、後悔することなど、起業家としてあってはならないことなのです。

「相対性理論」などで世界的に有名な偉人で、ドイツ生まれの理論物理学者であったアルベルト・アインシュタインは言いました。

「挫折を経験したことがない者は、何も新しいことに挑戦したことがないということである」

裏を返せば、新しいことに挑戦する起業家である限り、誰しも挫折することはあるということです。

苦しくて、逃げ出したくなることだって何度もあるはずです。

でも、それでいいんです。

そもそもそれは、後悔するようなことではないのです。

もし、そこに「無駄」が存在するとすれば、そもそもそうやって後悔すること自体が、立派な無駄であるということです。

そのことに一刻も早く気が付くことが、成功への大いなる近道となるのかもしれません。

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